私は、夫と喧嘩をしたことがありません。
知り合って10年、友達関係を経て恋人になり、その2年後に夫婦となりました。
付き合いが長く、お互いをよく知っているから、というのもあるかもしれません。
しかし、私たちが夫婦喧嘩をしない理由は、夫の感情コントロールがとてつもなく上手い、という事にあります。
今日はそんな夫からも学んだ、怒りの感情との付き合い方についてご紹介致します。
私は気分屋
急に自らの短所を語りますが、
私はとても気分屋です。
前回の記事で、空気を読みまくる自分を変えたいということを書き綴りました。
www.hansplife.work
外ではうまく空気読んで生活していますが、実際は気分の上がり下がりが激しい性格です。
いつもはよく喋るんですが、気分が落ち込むと無口になり、表情に出ます。
家の中だとなおのこと、この落ち込みが全面的に出ます。
ああ、文字にするととっても良くない面だと自覚しています。
しかし、落ち込んでしまうと周りが見えなくなり、些細な事にもイライラしてしまうんですよね。
自分の母親とは、私のこういう性格のせいでよくぶつかっていました。
でも、夫は違う向き合い方をしてくれます。
怒りのピークは6秒
まず、夫はいつも通り接してくれます。
その後、様子がおかしい事に気がつくと、何もなかったように放っておいてくれます。
だいたいは、この放っておいてくれる時間で私が我に返ります。
この時大切なのが、あくまでも夫はいつも通り自然な事です。
夫も不機嫌になったり、「どうしたの?」と質問ぜめになっていたら、私はさらに怒りの感情が強くなったかもしれません。
少し離れたところで自然にいてくれることが、私に冷静さを持たしてくれます。
その後冷静になっても、何かを追求することはなく、こちらが話したくなったらとことん弱音や愚痴を聞いてくれる。
心が広い人だな、と身内ながら感心します。
以前コールセンターで勤めていた際にアンガーマネジメント研修で学びました。
「怒りのピークは6秒」
と言われているそうです。
怒りが沸騰したところで6秒置くと、割と冷静になる、という感情コントロール法です。
そのため、電話で対応中に感情が溢れそうになったら、一旦保留をして落ち着こう、という事でした。
必ずしも6秒で収まるとは限りませんが、少しでも時間を置く、というのはかなり有効的な方法だと感じます。
相手は自分を写す鏡
社会の中では、理不尽に思うことが後をつきません。
それこそ、コールセンターで働いていたときは、理不尽でしかないことで怒鳴られることがしょっちゅうでした。
そんな場面に出くわすと、こちらまでも怒りの感情が湧いてきます。
しかし、相手は自分を写す鏡だと思いましょう。
同じように怒りの感情を出してしまうと、さらに相手は炎上することでしょう。
6秒数えて時間を置いてみて、少しでも冷静になれたら大丈夫。
こちらが冷静に対応すれば、相手にもその冷静さが取り戻されるはずです。
私自身も、6秒間の一呼吸をおくだけで、かなりスッキリして過ごすことができます。
ただ、私が随分穏やかに生活できているのは夫のおかげだと頭が上がりません。
怒るというのは膨大なパワーを消費します。
同じ時間を過ごすなら、1秒でも長く笑って過ごしたいですよね。
また、相手を変えようとする前に、まずは自分から変わろうとすることで、相手の鏡になることができると思います。
怒りの感情を塞ぎきることはできなくても、その感情で心を消費する時間、割合を減らす意識をしてみませんか?