10/9から始まった水曜ドラマ「同期のサクラ」。
率直な感想としては、観ていてなんだか辛くなった。
あわせて、仕事を行う上で「共通認識を持つ」ことが大切だな、と改めて実感。
そんな気づきを今回書き綴ります。
百合ちゃんの怒り
サクラちゃんの熱心な研修への思いに、ついに爆発する百合ちゃん。
迫真の演技でしたね。
目に表れる表情が本当にキレていて、ヒヤーっとしちゃった。
「必死こいて夢とか理想とか語るから、こっちは気使って付き合ってやったけどさ。
そっちに振り回されるたびにこっちが今までどれだけ迷惑してるか分かってる?」
このセリフをサクラちゃんにぶつけます。
いやー、痛いほど分かるよ。
怒りが溢れる気持ち。
こういう場面って、社会ではよくあると思います。
ぱっと見は、頑張ってるサクラちゃんに怒鳴ってかわいそう、って思うかもしれません。
でも、ゴール地点に到達したと思ったのに、急にゴールを引き延ばされることは当たり前に辛いです。
今回のドラマの設定は新入社員だけのチームで挑む研修なので、こういった衝突があるのは仕方なかったかもしれません。
しかし仕事を行う上で「何をゴールとするか。その過程でどうしていくか」といった大枠の共通認識は、初めにしっかり合わせておくべきだと私は考えます。
会社に入ると、組織内のルールは入社前から設定されており、全てが当たり前として日々過ごされています。
でも、その当たり前な考えは果たして本当に皆同じなのでしょうか?
入社して年月が経過した人でも、必ずズレは生じるはずです。
ましてや、新入社員の人なんて分かるはずありません。
「何を目的とし、どう取り組むか」
当たり前のことでも、しっかり認識づけをして仕事に臨むべきだと考えます。
1人でゴールしたサクラちゃん
最後の場面で「この橋は試作品だから」と言って完成品を持ってきたサクラちゃん。
周りに期待できないから、言えないから一人でやったほうが早い。
一人でやるしかない。
と思って抱え込むことが増えるんだよね。
サクラちゃんの真意は分かりませんが、この思いもとっても辛いな。
わたし自身、新卒で入社した保育士時代のころはうまく人に甘えることも伝えることもできず一人で抱え込んでいました。
その結果、我慢も不満も爆発してしまった。
爆発して戻ることができなくなったのは、誰のせいでもなく自分のせいだった。
でも、この一人よがりになってしまうことは、会社内で共通認識を持つことを意識すれば回避できることだと私は思います。
チームや仕事のタスクが複数あったとしても、進捗や過程を共有しながら同じ見通しを持てれば、防げることのはずなんです。
登場人物みんなの願いが実ってほしい
今後どうなるかまだまだ予想がつかないドラマですね。
一話ごとに1年進んでいくということで、展開も楽しみです。
今回はまだみんな新入社員で初々しく社会に希望を持っていたように見えます。
それぞれが秘める仕事への願いがどうか実ってほしい。
話し合いを持てる環境や、コミュニケーションを持つ時間が取れない会社で働く方もたくさんいるとことでしょう。
そんな中でも「共通認識」を持つことの意識を心の片隅に持って頂けたら、また何か変わると思います。
そして、現実世界で生きるみんなが、少しでも辛い思いを回避し、それぞれの願いが実ることを強く願います。