行方不明だった大阪府の小学生が保護され、本当に安心しました。
今回の事件で、改めてインターネットの恐さを感じます。
SNSの危険と、ネットリテラシーを高めるという事について考えてみました。
事件概要
大阪市住吉区の自宅から外出した後、行方不明になっていた小学6年の女児(12)が栃木県小山市の交番で保護された事件で、未成年者誘拐容疑で逮捕された同市犬塚の職業不詳、伊藤仁士(ひとし)容疑者(35)がSNSのメッセージ機能で「(別の女の子の)しゃべり相手になってほしい」などと女児に送って誘い出していたことが、大阪府警への取材で分かった。
非力な未成年を誘い出し、こわい思いをさせた容疑者には、第三者ながら腹が立ちます。
しかし、なによりも、無事に保護されたということが不幸中の幸いです。
ネットリテラシーとは
リテラシーとは、簡単に言うと
理解力、活用力
のことを意味します。
今回の事件を受けて、TVの報道でも
「ネットリテラシーが低い」
「ネットリテラシーを深めないといけない」
などよく耳にしますね。
リテラシーが大切って、みなさん言ってるけど。
多種多様に存在しているSNSに理解を深めて健全に活用するって、すっごく難しいですよね。
使う目的や用途も人によって全然違いますもん。
リテラシーを高める
今最も必要なことは
安全かつ健全に使用する
ということだと思います。
- 誹謗中傷しない
- 不用意に知らない人と会わない
この2点を守ってSNSを使っていけば、キケンな目にあったり他人を傷つけることは避けて使えるんじゃないでしょうか。
また、今の時代に合わせて「SNSとどう付き合うか」というような授業が学校であってもいいかもしれませんね。
それぐらい、子どもたちの生活に密接していますから。
SNSは悪なのか
テレビの報道では
「小学生にSNSは早い」
という意見も度々言われていました。
本当にそうなのかな?
大人が現実世界に疲れて、SNSで人と繋がって安心したり、癒されたりということはありますよね。
同じようなことが子どもにもあるんじゃないでしょうか?
誰にも言えない悩みや不安を、SNSで顔も知らない人だから言えるかもしれない。
そういった場は早いうちからあってもいいと思います。
使用する中で、安全なラインを越えないという意識があれば全く問題ありません。
居場所を作りたい
SNSを使用することは肯定派です。
ただ、インターネット上だけが"じぶんの居場所"となるのは心配です。
SNSで安全なラインを越えてしまう理由は
承認欲求
から引き起こされるのではないかと思います。
「認められたい」
「自分をわかってほしい」
「だれかと繋がりたい」
こういった気持ちを満たしたくなり、キケンな可能性がある人と会ったりしてしまう。
そういったケースもあるんではないでしょうか。
学校や家庭、習い事など、心安らげる居場所が、どの子どもにも大人にも必要な環境だと思います。
まずは自分の身近な人から、その居場所があるか考えていきませんか?